皆さんは兵庫県西宮市に流れている夙川(しゅくがわ)という川をご存知でしょうか?
初めて目にした方は、「何て読むのか分からなかった!」という方が多いようですね。
川としての規模は小さいのですが、この夙川沿いは季節を感じられるため、地元の人には散策スポットとしてとても人気なのです。
夙川と聞いて、多くの方が思い浮かぶのは「桜」でしょう。
お花見の季節には大勢の人で賑わいますが、桜以外の季節でも夙川沿いに足を運んでみようかな、と思って頂けるようなオススメポイントをこれからお伝えしていきますね。
自然豊かな風景

立派な桜
最初にもお伝えしましたが、一番のオススメは桜並木です!
阪急夙川駅を挟んで、南側を見ても北側を見てもずーっと桜が連なっているんです。
川には飛び石が敷かれている箇所がいくつかあり、川の反対側へ渡れるようになっています。桜の季節にその飛び石に立ってみると、桜の花びらが川面に浮かんでいたり、桜が川面に映りこんでいたりと、とても美しい情景を目にすることが出来るので是非ご覧になってみて下さいね。
かつてはお花見の季節になると川沿いに屋台が立ち並び、大勢の人で賑わっていましたが、現在は景観重視のため中止となっています。
そのような中でも夙川の桜を見ようと、本当にたくさんの方が毎年夙川まで足を運んでいますよ。
アジサイ
桜だけではなく、色とりどりのアジサイが川沿いにずーっと植えられています。
「アジサイの季節=梅雨」ですが、どんよりとした天候の中でも夙川沿いはたくさんのアジサイが咲き誇って雰囲気がとても明るくなりますよ。
この季節には川沿いで絵を描いている人もよく見かけます^^
アジサイ好きな方には是非見に来て頂きたい光景です。
その他の自然
その他にも夙川沿いには立派な松の木が連なっており、通年を通して緑が美しく映えています。
また、川にはカモやサギ、ムクドリなどといった野鳥を見かけることがよくあり、普段見慣れない鳥さん達を前に見つけた子どもも興味津々です。
また、阪急夙川駅から北に向かって走っている甲陽線は、まさに夙川沿いを走りますので移動しながら阪急電車の中からでも川沿いの雰囲気を楽しめますよ。
阪急甲陽線苦楽園口駅を降りた橋の上から北方面を眺めてみると、真正面に甲山(かぶとやま)が見えて「川と山の情景」を楽しむことが出来ます。
もちろん子連れでも楽しめる

阪急夙川駅から苦楽園口駅にかけての夙川沿いには、様々な遊具が並んでいて子ども達がよく遊んでいます。
また、川沿いの所々にトイレも設置されているため、安心して長時間遊ぶことが出来ますよ。
阪急夙川駅から川沿いに南側に進んでいくと夙川公民館があり、その奥には噴水が見える片鉾公園(かたほここうえん)があります。広さもしっかりあって滑り台やブランコ、砂場に鉄棒にシーソーもあって子ども達も大喜びです。
また、公園自体がJR神戸線の線路沿いのため、貨物列車なども見られて電車大好きなお子さんにおすすめスポットです^^
詳しい場所はこちらです⇩
また、阪急苦楽園口駅から川沿いに北側に向かってみると川の上流の方になり、水がキレイなので暖かい時期には川遊びをしているご家族をよく見かけます。
川自体は浅いので、小さなお子さんも魚や虫を追いかけながら楽しそうに過ごしていますよ。
特に目的がなくてもOK

訪れたことがある方はご存知かと思いますが、夙川沿いにはベンチがいくつも設置されているため、お散歩がてらに座って休憩している方もよく見かけます。
その他にも、耳にイヤホンをつけたままぼーっと過ごしている若者もいますし、特に大きな目的がなくても立ち寄っている方がたくさんいますよ。
過ごしやすい時期はお弁当を持参したり、近くのカフェでテイクアウトした飲み物を片手にベンチでゆっくりと川の音を聞いたりして過ごすのもいいかもしれません。
阪急夙川駅前にはダイエーやマクドナルドもあるので、簡単な食料の調達には困らないと思います。また、阪急夙川駅と苦楽園口駅付近にはパン屋さんがたくさんあるので、散策のお供に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
犬のお散歩をされている方や、ジョギング・ウォーキングをしている方も多く、冬の時期には地元の小学生のマラソンコースにも使われています。
まとめ
今回ご紹介した夙川は、川としての規模はとても小さな川ですが、四季の移ろいによって見せてくれる顔が変わるため、いつ来ても飽きないところがオススメの理由です!
昔から私にとっては心が落ち着く場所です。
「今日は特に用事がないなぁ」なんて日は、少し夙川に立ち寄ってみませんか?
「次のお花見はどこに行こうか」という方にも、夙川に足を運んで頂くことをオススメしますよ。
また、お子さんを外で遊ばせたいときの遊び場所の候補の一つに入れて頂ければ幸いです。
少しでも夙川沿いに興味を持って頂けていればと思っています。