Mr.Children(ミスチル)の『あんまり覚えてないや』という曲をご存知ですか?
2007年に発売されたアルバム『HOME』に収録されている曲なのですが、
ミスチルファンの間では「いつ聞いても泣ける」「涙で最後まで歌えない」という声が出ているほどなんです。
そんな『あんまり覚えてないや』という曲の歌詞の意味について考えていきたいと思います。
またこの曲が出来た背景についても考察してみますね。
Mr.Children(ミスチル)『あんまり覚えてないや』の歌詞の意味とは?
『あんまり覚えてないや』という曲の流れは
- 手に入れたいと思っていた君を昨晩手に入れたはずなのに、あんまり覚えてないや
- 夕べウトウトしながら思いついた奇跡のメロディがあったはずなのに、あんまり覚えてないや
- もう両親は年を取ってしまったけれど、昔に2人と過ごした出来事はちゃんと覚えてるんだ
このようになっています。
1番の歌詞
①番の歌詞には
あんなに欲しがっていた 君を丸ごと
この手は抱きしめてたはずなのに
あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや
あんまり覚えてないや あんまり
引用元:『あんまり覚えてないや』作詞作曲:桜井和寿
『あんなに欲しがっていた』という表現があるように、
自分としては優先順位の高かったものを手に入れたと思っていたはずなのに「どうしてあんまり覚えていないんだろう」と、自分に疑問を投げかけていますね。
2番の歌詞
②番の歌詞には
世界中を幸せにするようなメロディー
確かに口ずさんでたはずなのに
あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや
あんまり覚えてないや あんまり
引用元:『あんまり覚えてないや』作詞作曲:桜井和寿
『確かに口ずさんでたはずなのに』とその記憶はあるのに
自分の中では大切な閃きだったはずのメロディーを「どうしてあんまり覚えてないんだろう」と、再び自分に疑問を投げかけています。
3番の歌詞
③番の歌詞には
ドライブに出かけたり お小遣いをくれたり
たまに口喧嘩したり すぐに仲直りしたり
ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ
ちゃんと覚えてるんだ こんなに
世界中を幸せに出来はしなくたって
このメロディーをもう一度繰り返す
引用元:『あんまり覚えてないや』作詞作曲:桜井和寿
この歌詞の前にも「キャッチボールをしたり海で遊んだり」など、自分が子どもの頃の両親との記憶を並べています。
遠い昔のことなのに「ちゃんと覚えてるんだ」と自分で確認しているようですよね。
歌詞の意味
①番や②番のように「自分の中では大事だと思っていた最近の出来事」はあんまり覚えてないこともあるのに
③番のように「忘れていても仕方ないような昔の出来事」を実はよく覚えていたりするんですよね!
自分では意識していなくても「大切だと思っていたことは、意外とそこまで自分には重要なことではない」ことがあり、「本当に大切なことはずっと忘れない」ということではないでしょうか。
潜在意識の中で、本当に大切なことはしっかりと残っているものなのでしょうね^^
Mr.Children(ミスチル)『あんまり覚えてないや』が出来た背景とは?
『あんまり覚えてないや』という曲が出来た背景とはどのようなものでしょうか?
桜井さんはこの曲を電車の中で思いつき、「③番の歌詞が思いついたときは涙が止まらなくなってしまった」と語っていました^^
『あんまり覚えていないや』が収録されているアルバム『HOME』は2007年3月に発売されています。
2007年というのは、桜井さんのプライベートを見てみるとまだ小さい2人の息子さん(6歳と4歳)に囲まれた温かい家庭生活を送っていた頃ですが、
桜井さんの長女(前の奥さんとの間に生まれた娘さん)は、13歳で中学校に入学する頃でした。
少しずつ大人に近づいていく、離れて暮らす娘に思いをはせて
「大人になっても娘の記憶に残る『ちゃんと覚えていてくれる親』でいたい」
このような思いも心のどこかで込めながら、この曲を作成したのではないでしょうか?
桜井さんと娘さんは、ずっと良好な関係を続けておられますよ^^
娘さんと会うときは「デート」と表現していたほどです♪
Mr.Children(ミスチル)『あんまり覚えてないや』の歌詞の意味とは?曲が出来た背景を考察!まとめ
Mr.Children(ミスチル)の『あんまり覚えてないや』の歌詞の意味や、曲が出来た背景について考察してみました。
あくまでも私の個人的な解釈です!
桜井さんは数え切れないほどの名曲や心に残る曲を創り出してこられているため、
ファンの皆さんの思い入れが強い曲の意味や解釈をしてみると、改めてミスチルの曲は素敵なものばかりだなと感じています。
誰かの心を突き動かすような曲をこれからも期待しています♪